ビジネスモデルキャンバスの例をご紹介!ゼロスタートでも大丈夫!
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社のインターンに参加している大学4年の女子です。
「なんで、そんな子がブログ書いてんの?」って思ったそこのあなた!
実はですね、インターンの内容が自分のブログを作って運用することなんですよ〜
「え、どういうこと!もっと知りたい!」って思った方は、下のページに詳しく書いていますので、そちらから見ていただければと思います。
sacchimarketing.hatenablog.com
ここで自己紹介始めちゃうとなかなか本題に入れなくなるので…笑
ということで、今回のテーマは、「ビジネスモデルキャンバス」です!
ビジネスモデルはなんとなくイメージがつきますね。
私の予想は、「ビジネスの仕組みをキャンパスノート的な感じで整理する」です!
「いやいや、キャンパスやなくて、キャンバス!」って思ったあなた。その通り!笑
私のくだらない予想なんて、どうでもいいですよね。分かってます。
それでは、お待ちかねの本題にいってみましょう〜
ビジネスモデルキャンバスとは
今回、ご紹介するのは、ビジネスモデルキャンバスです。
その概要から始めて、目的、メリット、方法を順にご紹介します。
では、早速いきましょう〜
概要
ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスモデルと呼ばれる「顧客に対して、継続的に価値を提供していくための仕組み」を、9つの要素に分類し、それぞれの関係を図示したものです。
9つの要素
ビジネスモデルキャンバスで扱う9つの要素は以下になります。
- 顧客セグメント(CS)
- 顧客との関係(CR)
- チャネル(CH)
- 提供価値(VP)
- 主要活動(KA)
- 主なリソース(KR)
- キーパートナー(KP)
- コスト構造(CS)
- 収益の流れ(RS)
9つの要素の内容は、方法のところで説明しますので、そちらをご覧ください!
目的
この方法の目的は、考えた戦略をビジネスモデルに発展させることです。
メリット
メリットとしては、以下の2点が挙げられます。
- ビジネスモデルを一枚の紙上で、目で見て把握できる
- 今まで見えていなかった観点から考えることができる
1は、その通りなのですが、複雑な9つの要素を、一目で把握することができます。さらに、メンバー間の共有にもなり、認識のズレを防ぐことができます。
2は、戦略を考えた時や、その戦術を考えた時には思いつかなかったことが、9つの要素に分類することで、見えてくるようになります。
方法
ビジネスモデルキャンバスがどんなものなのか分かっていただけたでしょうか?
「分かったような分かってないような…」って方や、「それは分かったんだけど、じゃあ、実際はどうやったらいいの?」って思った方もいると思います。
そんな方のために、これからビジネスモデルキャンバスのやり方をご紹介していきます。
図を使いながら、細かく一つ一つ説明していくので、ゆっくり読み進めてくださいね。
じゃあ、どうぞ!
シートの用意
この手法は、専用のシートが必要になります。
シートは、どこかからダウンロードしてもよし。自作してもよし。下記にある私のをコピーしてもよし。
なんでも構いません。用意をお願いします!
シートは以下のようなものです。
提供価値(VP)を書き出す
まず、提供価値には、事業を通して顧客に提供する価値を書き込みます。「何を」の部分ですね!
各項目を埋めていくのに順番はありませんが、ここから始めるのが一番やりやすいと思います。
ただ、提供価値は事業の軸となる部分なので、ブレないようにします。
コンビニを例にあげてやってみます!
顧客セグメント(CS) を書き出す
続いて、顧客セグメントですね。
ここには、価値を提供する相手となる「誰に売るか」という観点を書き込みます。
つまり、分かりやすく言うとターゲットですね。
「どんなニーズを持った人に売るか」「地域は?」「性別は?」「年齢は?」などのセグメンテーションを行います。
「セグメンテーションってどうやるの?」って思った方は、STP分析を以前に詳しく説明したものがありますので、下記からご覧ください!
sacchimarketing.hatenablog.com
コンビニの例を当てはめてみます。
チャネル(CH)を書き出す
チャネルには、顧客に対してどこを接点とするのかという、価値を提供する方法や経路を書き込みます。「どうやって売るのか」という部分ですね。
店舗で売るのか、ネットで売るのか、などのようなことが当てはまります。
コンビニの例を当てはめてみます。
顧客との関係(CR)を書き出す
顧客との関係には、顧客とどんな関係性を持つのかを書き込みます。
直接接客するのか、セルフサービスなのか、また、継続する関係なのか、一度きりの関係なのか、というようなことですね。
コンビニの例を当てはめてみます。
収益の流れ(RS)を書き出す
収益の流れには、「誰から、どのように、いくらお金を払ってもらうのか」を書き出します。
例えば、顧客の中にも無料ユーザーや有料ユーザーがいますし、料金にも、商品料金だけでなく、登録料や仲介料もあります。
出来るだけ詳しく記載していきます。
コンビニの例を当てはめてみます。
主要活動(KA)を書き出す
主要活動には、顧客に対して提供する価値を生み出すために、つまり、「ビジネスモデルを機能させるためにどんな取り組みを行うのか」を書き出します。
事業内容と考えた方が分かりやすいでしょうか。
例えば、研究開発や人材育成、ネット運営もありますね。
コンビニの例を当てはめてみます。
主なリソース(KR)を書き出す
主なリソースには、価値を生み出すため、ビジネスモデルを実現させるために必要な資源を書き出します。
経営における資源は、4つあり、人・物・金・情報です。その中で、特に必要な資源を考えます。
例えば、会社によっては、「〇〇が優秀な人材」かもしれないですし、「特許を獲得している技術」かもしれません。
コンビニの例をあげてみます。
キーパートナー(KP)を書き出す
キーパートナーには、自社だけでは賄えない部分を提供してくれるパートナーを書き出します。
例えば、外部委託や資源の調達先などですね。
キーパートナーを考える際には、バリューチェーン分析が参考になります。
「何それ?」って思った方は、ぜひ、下のページからご覧ください!
sacchimarketing.hatenablog.com
じゃあ、コンビニの例を当てはめてみますね。
コスト構造(CS)を書き出す
最後にコスト構造を書き出します。ここには、ビジネスモデル(この事業)を実現させるのにかかるコストを書き出します。
例えば、人件費や広告宣伝費、開発費などたくさんありますね。
コンビニの例に当てはめます。
これで、ビジネスモデルキャンバスは完成です。
ただ、初めからこんな綺麗なものができることはないので、清書し直したり、はがせるように付箋を使うなど、自分のやりやすいようにやってください!
完成後
完成したらそのビジネスモデルが果たして正しいのか、おかしいところはないかを確認してください。
確認の仕方の一つに、一貫性があるかという観点から確認することができます。
例にあげたコンビニを確認してみます。
- POSデータを活用して、売れ筋商品を分析することで、売れる商品のみをメーカーから仕入れることができるため、不要なコストを削減
- その結果、近隣の住民が行きやすい立地に店舗を構えることができ、必要なものがほとんど手に入る利便性を提供
- 顧客には、とりあえずコンビニ行けばなんとかなる」という意識を確立させ、リピートにつながる
- リピートにより、さらにPOSデータが蓄積され、分析ができる
上記のようにストーリーを持った一貫性があるようであれば、きちんと作成できているということになります。
全体の参考文献は以下になります。
https://www.sansokan.jp/akinai/reports/staff_blog/no231.html
まとめ
ビジネスモデルキャンバスは、方法のところどころに記載しているような、他の多くの分析方法を組み合わせて行うため、無知なところから始めるのは、なかなかしんどいと思います。
そのため、まずは、STP分析やバリューチェーン分析、ペルソナなどから始めることをおすすめします。
パッと見は、「え、こんな難しそうなのにできるの?」って思うかもしれませんが、一つ一つこなしていけば、絶対できるようになります。
私もまだまだできないので、一緒に頑張れたらなと思います!