アンゾフの成長マトリクス?ゼロスタートでも分かるように例や図を用いながらご紹介!
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社でインターンに毎日参加している大学4年女子です。
「自己紹介そんだけ⁉︎」って思った方すみません!自己紹介始めちゃうと、本題に入れなくなっちゃうので。笑 下記に過去に自己紹介をしたページを貼っておくので、そちらから確認していただけたらと思います!
sacchimarketing.hatenablog.com
っていうことで、私は学生です!プロのマーケターではありませんし、社会人でもありません。
そんな私だからこそゼロスタートの人の気持ちが分かると思っています。
他のサイトが悪いわけじゃないのですが、学生の私からすると、出てくる言葉たちが難しくて理解できないってことがよく起きます。笑
そんな思いを抱える人たちに私のブログを読んでほしいと思い、ご紹介しています。なので、難しい言葉は使いません!気楽に読んでもらえたらなと思います!
前置きはこの辺にしておいて、今回は、「アンゾフの成長マトリクス」についてです。
初めて見たときは、「アンゾフさんっていう人の成長をマトリクスに表したなんかかなぁ?」って思いました。笑
ばかな発想ですみません。
実際のところはなんなのか、詳しく見ていきたいと思います!
では、本題にいってみましょう〜
「アンゾフの成長マトリクス」とは
今回ご紹介するのは、「アンゾフの成長マトリクス」です。
概要や目的、方法などを図を用いながら、詳しくご紹介していきます。早速、いってみましょう〜
概要
「アンゾフの成長マトリクス」とは、自社事業の戦略を、市場と製品の2つの観点から、それぞれ既存と新規に分類したマトリクス図を使って、分析を行うことを言います。
こうすることで、方向性を大きく4つに分類でき、戦略を練りやすくなります。
この分析は、これまで行ってきた事業の成長が伸び悩み、新たな成長戦略を考える際に使います。つまり、製品戦略や販売戦略の際に使うわけではありません!
以下が、アンゾフの成長マトリクスで使用するシートです。少しでもイメージの手助けになればと思います。
そして、下図が各枠組みに入る戦略の種類と例です。この後の方法のところで、一つずつ説明していきますので、そちらをご覧ください。
目的
この方法は、シンプルに自社事業の成長戦略を考えるために行います。
方法
続いて、アンゾフの成長マトリクスのやり方をご紹介していきます。
シートの準備
「そりゃそうやろ」って感じですかね。まずは、概要のところで載せたようなシートを準備してください。
簡単なので自作しても構いませんし、ネットから印刷してもどちらでも構いません。
市場浸透の戦略を考える
市場浸透の部分は、既存製品を既存市場(顧客)に浸透させ、売上を上げるための戦略を考えます。
売上=顧客数×売上単価×購入数×購入頻度なので、それぞれを引き上げる戦略を考えるのですが、既存の製品や顧客と決まっているので、ここでは、購入数と購入頻度を引き上げる戦略を考えます。
そのため、図にも例を上げておりますが、セット割引やキャンペーンの実施、アフターフォローの実施など、既存商品を前提に、既存顧客にハマる戦略を考えます。
新製品開発の戦略を考える
新製品開発の部分は、既存市場(顧客)に対して新製品を提供することで、売上を上げるための戦略を考えます。
既存の顧客に対するアプローチは新規と比べると簡単ですが、お客様のニーズにあった新製品を開発するのは、時間も費用もかかるため、リスクが伴います。
ただ、既存市場にアプローチするには、新製品開発は避けて通れない道なので、無駄にならないように、自社の強みをもう一回分析し直し、業界の今後の流れを読むなどするようにしましょう。
新市場開拓の戦略を考える
新市場開拓の部分は、既存の製品を新規顧客や新規市場に展開して、売上を伸ばすための戦略を考えます。
この戦略は多くの企業で取られる戦略です。
例えば、図にも例を上げておりますが、あるエリアにしか提供してなかったものを全国・海外展開するとか、近年は男性も美への意識が高くなってきているので、女性用の商品だったものを男性用として売り出すなどが上げられます。
多角化の戦略を考える
多角化の部分では、新製品を新規顧客や新規市場に展開することで、売上を上げるための戦略を考えます。
新製品開発だけでもかなりのリスクを生じますが、ここでは新規市場も開拓するため、さらにリスクが生じます。想像しただけでも、未開拓の地に、知らないものを受け入れてもらうには、かなりの時間や費用がかかることはわかりますよね。
また、多角化をとる場合は、M&Aによる事業買収を行うことも視野に入れて検討するようにしましょう。
全体から分かること
分析を終えると、どの戦略を実際に行動に移すのかが大事になってきます。
4つの中で、ビジネスの展開のしやすさを順番にすると、「市場浸透」→「新製品開発」→「新市場開拓」→「多角化」の順になります。
ただ、「新製品開発」と「新市場開拓」は企業によって前後する場合もあるので、自社にとって一番いい戦略を取るようにします。
また、戦略を考える際には、魅力だけでなくリスクや、十分な費用対効果が見込めるのかなども考えて行います。
まとめ
この分析方法は、データを打ち込んでいくのではなく、一つ一つ考えないといけないので、他の分析方法より時間がかかるように感じます。
ただ単に、「事業の成長が見込めるなんかいい案ないかなぁ」って考えるより、様々な観点から案を考えることを決められている方が、違った案が出る可能性もありますね。広い視野を持てるといいますか。
だから、このフレームワークも同じような案しか出てこない時とかに、おすすめな分析方法だなと思いました。
分からないところありましたら、コメントいただけるとお答えしていくので、お気軽にコメントしてください!
参考になっていれば、幸いです。