4P分析を例とともにご紹介!ゼロスタートのあなたでも分かります!
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。
最初に言っておきますが、私はマーケティングのプロではございません!
ただ、インターン先はマーケティング事業部のため、日々勉強しています。そんな中で、私の経験が誰かの役に立てたらと思って、このブログを書いています。
「難しい用語は無理……」と思う方に、ぜひ読んでほしい、そんなブログです!
そんなこんなで、これまで10個の市場分析の方法をご紹介しました。いや〜、早いなぁ…。
「他のも気になる!」という方はぜひ、チェックしてみてください。
はい、本題に入ります!今回のテーマは、「4P分析」です。
4P分析って一体なんなんでしょうね。
3C分析は、頭文字がCの英単語3つで3Cだったから、4P分析も頭文字がPの英単語が4つ集まったやつなんでしょうけど……、んー、何も思い浮かびません笑 英語も苦手なもので……。
ということで、4P分析とはなんなのか、調べてみました。
それを学生が読んでも社会人の方が読んでも分かりやすいように、私なりに今からご紹介していきます。
では、早速いってみましょう!
4P分析とは
ということで、今回ご紹介するのは、4P分析です。4P分析は、競合のマーケティング戦略を分析するための分析方法です。
3C分析における、競合(Competitor)を分析する際に使います。
それでは、詳しい内容にいってみましょう。
概要
4P分析とは、「製品(Product)」、「価格(Price)」、「流通(Place)」、「販売促進(Promotion)」の4つの視点から、マーケティング戦略の分析や設計をすることを言います。
マーケティング戦略をする際は、STPと組み合わせて考えるのですが、STPのご紹介はまた今度詳しくご紹介したいと思います。
目的
競合と同じ形で売り出しても買ってもらうのはなかなか難しいですよね?
そこで、4P分析は、競合と比較することで、競合とは違う形で、ターゲットにどうやってアプローチするかを考えるために行われます。
方法
続いて、4P分析のやり方を順にご紹介します。
調査対象を決める
分析対象となる競合をピックアップします。競合というと、何社も存在しますが、その中でも自社にとっての競合はどこなのかしっかり見極めて、決めてください。時間や手間はかかりますが、複数社を分析した方が、競合の中で本当の差別化をはかれるポイントを見つけやすくなります。
製品(Product)
展開している商品やサービスに関する情報を書き出します。
情報の中には、どのような商品やサービスを提供しているのかはもちろん含まれますが、これ以外の以下の部分も製品に含まれます。
- ブランド名
- デザイン
- パッケージ
- 保証…
上記は一部の例ですが、製品といっても一概に商品そのものだけとは限りません。
例えば、飲食店を例に挙げてみます。その場合、メニューだけでなく、店名や看板、外観、内装、制服なども、製品に含まれます。
価格(Price)
商品やサービスの価格をチェックし、書き出します。
商品単価に加え、全体の価格帯やセット商品などのパッケージ戦略も書き出します。また、業界の相場価格と比較することで、商品が業界のどの辺に当たるのかを位置付けすることもできます。
そして、この価格設定により、ターゲット層をどこにするのかが決まります。
例えば、いちごを例に挙げてみます。普通のスーパーで売っているパックに入った数百円のいちごは一般層向け、逆に、一粒で数百円するような高級いちごは、富裕層向けとなります。
価格は、「顧客が購入してくれる価格か」「提供する価値に適した価格か」のように、様々な視点から考えなくてはいけません。
流通(Place)
商品やサービスを顧客に提供するまでの流通経路や販売する場所を書き出します。
実在する店舗であれば、自社店舗やスーパー、コンビニなどがあり、オンラインによるネット販売も販売場所に当たります。
例えば、コンビニで手に入るのか、店舗に行かないと手に入らないのか、ネットで手に入るのかなど、流通によって、その商品が持つイメージはかなり変わります。
販売促進(Promotion)
商品やサービスを知ってもらうために、どのような売り出し方を行なっているのかを書き出します。
営業方法や広告など、ユーザーとの接点を経て、いかに購入まで繋げられるかが大事になってきます。例えば、どれだけ商品がよくても知ってもらえないと意味ないですし、認知だけで購入してもらえないのも意味がありません。
売り出し方は、トレンドもありますし、組み合わせたり一つじゃないので、4つの中で1番多様な部分です。
また、売り出し方だけでなく、内容やかかるコストなども大切になってきます。
全体から分かること
この4P分析で、複数の競合を分析することで、他社の意図や方向性、それに伴って自社の競争優位性を見いだすことができます。
全体の参考文献は以下になります。かなり分かりやすく短くまとまっているので、おすすめの1冊です!
例を挙げてみると
説明だけではイメージするのが難しいと思うので、実際にやってみたいと思います。今回は、誰もが知っているスタバを例に4P分析を行ってみたいと思います。
スタバはこのように展開していき、成功したわけです。
広告を使わずにここまで成功するのはなかなか難しいです。スタバは、広告費を、店舗を展開する場所にかけて、広告がなくても顧客が集まってくるようにしたんですね。
このように成功している企業を例にしてやってみると、やりやすいですし、理解もしやすいのでおすすめです。
まとめ
4P分析は、マーケティング施策を練るにあたって、間違いなく必要になってくる分析手法です。
競合を知らずに自社の売りたいものを売りたいように売っても、競合に負けてしまうということになってしまいます。それでは、商品も時間もコストも無駄になってしまいますよね。また、4Pに一貫性がない場合も顧客は遠のいていきます。
逆に、マーケティング施策が上手くいくと、スタバやニトリのように売り上げが伸びていくというわけです。
自社の競合はどこなのかしっかり見極め、一貫性を大切に、競合分析を行なってください。
次回は、「4P+誰に何を分析」をご紹介します。お楽しみに!