バリューチェーン分析って?その問いに例を用いながら1からお答えします!
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。
最初に言っておきますが、私はマーケティングのプロではございません!
ただ、インターン先はマーケティング事業部のため、日々勉強しています。そんな中で、私の経験が誰かの役に立てたらと思って、このブログを書いています。
「難しい用語は無理……」と思う方に、ぜひ読んでほしい、そんなブログです!
「ちょっと気になるなぁ」という方は、ぜひ、私の過去の投稿記事もチラッと見に行ってみてください!
ということで、今回は、バリューチェーン分析についてです。
「バリューチェーン」なんて聞いたことなかったら、名前を聞いただけじゃ、イメージできないですよね?私もさっっっぱりでした!笑
一体どんな分析方法なんでしょうね。気になりますね。
それでは、本題にいってみましょう〜
バリューチェーン分析とは
今回ご紹介するのは、バリューチェーン分析です。バリューチェーン分析とは、事業の運営プロセスを分解して分析するための分析方法です。
3C分析における、競合(Competitor)を分析する際に使います。
では、詳しい内容にいってみましょう!
概要
バリューチェーン分析とは、企業が顧客へ提供する価値の繋がりを可視化し、自社や他社について分析することを言います。
ちなみに、繋がりを可視化することをバリューチェーンと言い、バリューチェーンは主活動と支援活動の2つに分解して考えます。
主活動とは、顧客に価値を直接届ける活動のことで、製造や販売などが挙げられます。また、支援活動とは、主活動を支える内部の活動のことで、人事や技術開発などが挙げられます。
一つ一つの活動を切り分けて考えることで、どの工程が利益につながっているのか、どの工程に問題があるのか、そして、自社の強みと弱みは何かを明確に把握することができます。
目的
目的としては、以下の2点が挙げられます。
- 各活動にかかるコストを把握し、コスト削減に役立てるため
- 自社の強みと弱みを把握し、差別化戦略に役立てるため
方法
続いて、バリューチェーン分析のやり方を順にご紹介します。
バリューチェーンを決める
まず、バリューチェーンを決めるところから始めます。
業界や業種によって、バリューチェーンは異なります。そのため、ここでは、自社の属する業界の主活動部分のバリューチェーンを決めます。
「説明だけされても分かんない」って思いますよね?私だったら、「……ん?」ってなります。笑
例えば、製造業が一番イメージしやすいので、例に挙げますね。
こう見ると、イメージできるようになったでしょうか。
企業が顧客に届けるまでの過程を決めて欲しいんです!
比較対象を決める
比較する競合他社をピックアップします。
競合を一社ごとに分析するのもいいのですが、個人的には、自社と競合他社を一枚のシートで比較した方が分かりやすいのでおすすめです。
なので、この後の例では、同時比較の方をご紹介しますね。
バリューチェーンと競合他社を表に書き出す
次!
さっき決めたバリューチェーンと競合他社を表に書き出します。
この表は、自分で作っても構いませんし、ネットから拾ってきても構いません。
実際に書き出すとこんな感じです。
各分析対象の活動を工程ごとに書き出す
これで準備が整いました。これから各工程を埋めていきます。
各競合、各工程ごとに、内容や特徴をどんどん書き出します。
時間や手間はかかりますが、情報は多ければ多い方がいいです。
パパッと出てくるものなら、頭の中で整理すれば済むことになっちゃうので、ここでは、しっかり突き詰めて考えていきましょう。
書き出した情報を整理する
書き出した情報が溢れていると思いますので、分析しやすくなるように、ここで情報を整理します。
各競合・工程ごとに、似た情報をグループ化したり、「これ重要じゃない?」っと思った情報に印をつけるなどをしていきます。
情報を比較する
先ほど整理した情報や印をつけた情報を元に競合と比較します。
この時に、自社の強みや弱み、各工程についてなど、新しい発見があれば、分析成功です!
全体から分かること
バリューチェーン分析をすることで、工程を細分化でき、そこから競合と比較し、自社の強みなどを把握することで、新たな事業戦略を考える際に強力な武器となると思います。
分析はどれをやっても、かなりの時間と労力を必要としますが、正確にできていれば、それが何倍にもなって返ってきます。
その瞬間を見るんじゃなくて、今後を見据えて分析できれば、いい結果が返ってくるのでは?と思いました。
全体の参考文献は以下の通りです。学生の私でも理解できる、めちゃめちゃおすすめの一冊です!
まとめ
バリューチェーンのご紹介をしました。
私は、ここまで細分化しないと見えてこない部分があるから、この分析方法が誕生したんだろうと思っています。
これまでいろんな分析方法を知っていく中で、奥が深いなぁと思うようになりました。一つのことを調べるにも、その目的に応じて、何種類か方法があって、その中から最適な方法を選ばなきゃいけない。
いやぁ、ほんまに大変なやと思います。
何ヶ月後に入社した後は、これをしていかないといけない…、想像よりずっと大変そうです。笑 ただ、その分、達成感や充実感はおっきいと思うんですよね。
だから、頑張りたいなと思っています!
この記事を読んでくれて、最後のまとめまで読んでくれた、そんなあなたと一緒に頑張っていけたらなと思ってます!
質問がある方は、お気軽にコメントしてください!
次回は、コア・コンピタンス分析です。お楽しみに!