sacchimarketingのブログ

22歳インターン生です。就活に不安を抱えている人や新たにマーケティングを勉強したい人に向けたブログです。私が実際に体験したインターンのことや、今、インターンで勉強しているマーケティングに関して、投稿しています。ちらっと読んでいただけると嬉しいです。

共感マップをゼロスタートでも分かるようにご紹介します!必見!

こんにちは、さっちーです。

現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。

 

最初に言っておきますが、私はマーケティングのプロではございません!

ただ、インターン先はマーケティング事業部のため、日々勉強しています。そんな中で、私の経験が誰かの役に立てたらと思って、このブログを書いています。

 

「難しい用語は無理……」と思う方に、ぜひ読んでほしい、そんなブログです!

 

はい!これまで8つの市場分析の方法をご紹介してきました。「え、何それ?気になる!」という方は、下のリンクからぜひ、見てみてください。

 

https://sacchimarketing.hatenablog.com/

さて、本題に入りましょう。共感マップって知っていますか? 

私は、このブログを書くまで「共感マップ………?」っていう感じでした笑 「私も分からない………」って人も安心してください!今からかなり詳しくご紹介します。

 

ということで、今回は共感マップについてご紹介していきたいと思います。

それでは、早速いってみましょう〜

 

 

共感マップとは

今回ご紹介するのは、共感マップです。共感マップは、ターゲットの置かれている状況や感情を理解するための分析方法です。

3C分析における、顧客(Customer)を分析する際に使います。

 

それでは、詳しい内容にいってみましょう。

 

概要

共感マップとは、6つの要素で構成されている、顧客のニーズを浮き彫りにするフレームワークのことです。各項目を埋めることで、ペルソナの考えていることや、ペルソナが取りそうな行動が手に取るように分かるようになります。

 

目的

目的としては、以下の2点が挙げられます。

  1. メンバー間でのペルソナに対する認識のズレを小さくするため
  2. 議論の際に具体的なイメージを持てるようにするため

つまり、顧客が求めているものを正確にキャッチし、それに向けた対策を練られるというわけです。

 

方法

続いて、共感マップのやり方を順にご紹介します。

 

ペルソナ設定

共感マップ自体がペルソナのことを書き出すためのものなので、ペルソナが決まっていないと何もできません。ペルソナ設定から始めてください!

 

シートの用意

共感マップのシートを用意します。

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テンプレートを印刷しても構いませんし、自分で作ってもどちらでも構いません。

 

ペルソナを記入

シート中央の円の中にペルソナの顔写真や簡単なプロフィールを記入します。

 

各要素の情報を集める

共感マップは、仮説から作る場合と、実際のデータから作る場合の2パターンあります。

仮説から作る場合は、主観的なものにならないように、個人ではなく、グループで作るようにします。

実際のデータから作る場合は、必要なデータを集めます

6つの要素は以下の通りです。

  1. 見ていること
  2. 聞いていること
  3. 考えていること・感じていること
  4. 言っていること・やっていること
  5. 痛みを与えるもの
  6. 欲しているもの

 

見ていることを書き出す

①には、普段ペルソナがどんなものを見ているのかを書き出します。

例えば、生活の中で見ているものや出会う問題、周囲には誰がいて誰を見ているのか、どんなモノやサービスを見たり、触れたりしているのかなどです。

 

聞いていることを書き出す

②には、普段ペルソナがどんなものを聞いているのかを書き出します。

例えば、誰からどんな言葉を聞いているのか、どんなメディアから何を視聴しているのかなどです。

 

考えていること・感じていることを書き出す

③には、普段ペルソナがどんなことを考えたり、感じたりしているかを書き出します。

例えば、現状について思うことや将来・未来について思うこと、言ってはいないがこう思っているなどです。

 

言っていること・やっていることを書き出す

④には、ペルソナが普段どんなことを言っていたり、やっているかを書き出します。

例えば、よく口に出していうことやよく吐いている弱音、常にとっている行動、特徴的な振る舞いなどです。

 

痛みを与えるものを書き出す

⑤には、ペルソナが普段抱えている痛みや不安を書き出します。

例えば、どんなことに悩んでいるのか、どんなことに不安を感じているのか、どんなことにリスクを感じているのかなどです。

 

欲しているものを書き出す

⑥には、ペルソナが普段欲しているものを書き出します。

例えば、今どうなりたいか、将来どうなりたいか、そのためには何が必要なのかなどです。

 

共感マップを仕上げる

全項目を埋めて完成ではありません。特に、仮説から作成している場合は、インタビューやアンケート、データを集め、できる限り実態に近づけるようにブラッシュアップしていきましょう。

 

全体から分かること

完成した共感マップをメンバー全体に共有します。ペルソナはどんな1日を送っているのか、ペルソナの五感を刺激するものはどんなものなのかを考え、対策につなげましょう。

 

全体の参考文献は以下になります。短く分かりやすくまとまっているので、おすすめの一冊です。

 

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

 

 

例を挙げてみると

文字の説明だけでは一体どんなことを書き出したらいいのか分かりにくいと思うので、実際に共感マップを作ってみました。参考にしていただけると嬉しいです。

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こんな感じでどんどん書き出していきましょう!情報が多いほどより具体的にペルソナの理解に繋がります。

 

まとめ

今回は、共感マップについてご紹介しました。一枚のシートを見れば、ペルソナの全てが分かるくらいの共感マップを作れるのが理想ですが、なかなか難しいかもしれません。

本文中にも書きましたが、一人でするのではなく、グループですることにより、より良い共感マップを作れます。

この共感マップは、ペルソナのことを理解するためにはやるべき分析手法です。この記事を読んで少しでも何か役に立っていたら幸いです。

 

次回は、カスタマージャーニーマップについてご紹介します。お楽しみに!