STP分析とは?ずばり、マーケティング戦略の基本!1からご紹介します!(初心者向け)
こんにちは、さっちーです。
私は、「現在、就職先の会社のインターンに参加している大学4年女子」です。
「え、そんだけ?」って思ったあなたは、下のページからチェックしてみてください!
sacchimarketing.hatenablog.com
本当は、ちゃんと自己紹介したいんですけど、しちゃうとなかなか本題に入れないので…笑
先に言っておきますが、私は学生なので、マーケティングのプロではありません。
でも、会社自体はマーケティングの会社なので、間違った情報を発信しないので、その点は安心してください。
ということで、今回のテーマは、STP分析です。
今までの流れでいくと、これもなんかの略なんでしょうね、きっと。一体なんの略なんでしょうね。
これから、STP分析の正体も、これをどう使うのかも、余すところなく、全てご紹介していきます。
どうかお付き合いください。
はい、それでは、本題にいってみましょう〜
STP分析とは
今回ご紹介するのは、STP分析と言います。
概要から始めて、目的、メリット、方法、例の順でご紹介していきます。
それでは、早速いってみましょう〜
概要
STP分析とは、「セグメンテーション(Segmentation)」「ターゲティング(Targeting)」「ポジショニング(Positioninig)」の3つの要素からマーケティング戦略を考える方法を言います。
つまり、セグメンテーションで市場を細分化し、ターゲティングで狙う市場を決め、ポジショニングによって提供する価値を決めるというわけです。
セグメンテーション
セグメンテーションとは、簡単にいうと、市場の細分化です。「セグメント」と言われる同じ属性や特性、ニーズなどを持つ集団を、細かく分けることを言います。
ターゲティング
ターゲティングは、簡単にいうと、狙うべき顧客層を定めることです。セグメンテーションした中から、ターゲットを一つに絞ることを言います。
ポジショニング
ポジショニングとは、簡単にいうと、ターゲット顧客に、自社製品の魅力を認知させるための行動です。
目的
STP分析の目的は、2つあります。
- 自社製品に適した消費者グループを見つけるため
- 自社製品の独自性、差別化のポイントを明確にするため
メリット
STP分析のメリットとしては以下の3つが挙げられます。
- 顧客やニーズの分布を整理できる
- 自社のプロモーション戦略を明確にできる
- 競合を避けることができる
1に関しては、戦略を立てる際は、ペルソナが重要になってきます。
STP分析をすることで、具体的なペルソナ設定を行うための土台作りの情報を整理することができます。
2に関しては、STP分析を行うことで、「どのようなユーザーにどのようなポジションからどのようなアプローチをしていくのか」というプロモーションを明確にできます。
また、言語化されたSTP分析を用いることで、社内に共有しやすくなり、時間や手間や効率面のロスを省くことができます。
3に関しては、STP分析を行うことで、競合の存在を把握し、自社が戦えるポジションを明確に把握することができます。
ビジネスにおいて、競合を明確に把握しておくことはかなり重要です。
方法
STP分析がどんなものかわかっていただけたところで、もっとイメージしてもらえるように、STP分析のやり方をご紹介していきます。
図も使いながら、細かく説明していきますので、参考にしてください。
セグメントを分割する
ここでは、セグメンテーションを行い、市場を細分化していきます。
市場は、大きく分けると2つに分かれ、それぞれ消費財市場と生産財市場に分けられます。
まず、消費財市場のセグメンテーションを行う際は、以下の4つを主に考えます。
- 地理的変数…国、地域の規模、人口、宗教、経済発展度、気候、文化など
- 人口動態変数…年齢、性別、職業、年収、学歴、家族構成など
- 心理的変数…価値観、趣向、ライフスタイルなど
- 行動変数…消費者が実際に購入した曜日や時間、状況・販路・頻度など
反対に、生産財市場のセグメンテーションを行う際は、以下の4つを主に考えます。
- 人口…規模、業種など
- オペレーティング変数…使用頻度、顧客の能力など
- 購買アプローチ変数…購買方針、購買意欲など
- 状況要員変数…緊急性、受注量など
上記を例に、セグメンテーションをしていきます。
例えば、スタバを例にしてみます。
スタバは、「大都市か地方都市か」と「経済的地位が高いか低いか」などのセグメントで市場を細分化しました。
ターゲットを選択する
続いて、ターゲティングを行い、セグメントで分けられた複数の市場の中から、自社がどの市場をターゲットとするのかを決定します。
ターゲティングには3パターンが存在し、以下の3つになります。
無差別型マーケティングとは、セグメントを無視して、同じ商品を全ての市場に提供する手法です。
よく大手がとる手法で、食料品などが多いでしょうか。
この方法は、1つの製品を大量生産することで、低価格を実現できます。
差別型マーケティングは、セグメントで分けられた複数の市場、それぞれのニーズにあった製品を提供する手法です。
複数の料金タイプの設定や機能変えた製品を用意するなど、多くの企業で取られている手法です。
集中型マーケティングは、1つや小規模の市場に絞り込み、特定の顧客に提供する手法です。
高級製品やオリジナリティのある製品を販売すると行った、コアなファンを持つ企業に取られる手法です。
また、ターゲティングした市場が正しいかどうか判断するために5つの評価基準があります。(5R)
- Rank…その市場の顧客層の重要度に応じてランクづけできているか
- Realistic…その市場で十分な売上高と利益を確保できるか
- Reach…その市場の顧客へ確実に製品を届けられるか
- Response…その市場の顧客層の反応を分析できるか
- Rival…その市場の競合状況はどうなっているか
同様にスタバを例として考えます。
スタバは、「大都市か地方都市か」と「経済的地位が高いか低いか」というセグメンテーションを元に、「大都市で金銭面に余裕のあるオフィスワーカー」をターゲットにしました。
ポジションを考える
最後にポジショニングを行い、競合との差別化を図ります。
ポジショニングを行う際は、ポジショニングマップを作成すると分かりやすくなります。
ポジショニングマップとは、2つの軸を元に作られるマップで、その中に自社と競合を位置付けることで、自社独自の位置付けを見つけることができます。
「もっと詳しく知りたい…」って方は、以前の記事にポジショニングマップについて書いてあるので、そちらを見ていただければと思います。
sacchimarketing.hatenablog.com
ここでも、同様にスタバを例をして考えます。
スタバは、「大都市で金銭面に余裕のあるオフィスワーカー」をターゲットにし、「高くて美味しいコーヒーをおしゃれで高級感のある空間で提供する」という独自のポジションを獲得しました。
分析後のチェック
ここまで終えると、STP分析は完成なのですが、果たしてその結果は正しいのかを確認します。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- アプローチ可能な市場を選択できているのか
- 自社が強みを発揮できそうなセグメントを見つけることができているのか
上記のような点を確認し、自社にあった分析結果なのかをしっかり判断するようにします。
まとめ
というわけで、今回のSTP分析は、「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」の3つの方法を合体させたものでした。
だからSTP分析だったんです。
いや〜、納得ですね。なんか、DAI語みたいですね。笑
じゃなくて、STP分析について理解していただけたでしょうか。
もし、ここもうちょっと詳しく教えてよって方いらっしゃいましたら、お答えしますので、言っていただければと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました!!