ロジックツリーとは?徹底解説します!
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。
私のブログでは、就活やマーケティングに関することを発信しています。
また、Twitterでは、ブログ投稿のお知らせと、皆さんに伝えたい有益応報を中心に投稿しています。
そして、就活生に向けたお悩み相談も行っています。
私が全力でお答えします!!
はい、ということで、今回のテーマはこちら!!だだん!!!
〜『ロジックツリー』〜
何となく聞いたことある言葉ではないでしょうか?
聞いたことあっても使ったことがない人もいるんじゃいかなと思います。
今回は、そんな「詳しく知らない」って方にはもちろん、「知っているよ」って方にも、より理解してもらおうと思います!
めっちゃ細かーく、詳しーく、ご紹介していきますので、じっくりさらっと読んでいただければと思います。笑
では、内容に入ってみましょう〜
ロジックツリーとは
今回ご紹介するのは、ロジックツリーです。
ロジックツリーとは、情報の階層を整理して、全体像をつかむ方法です。
「これだけじゃよく分からない」
そりゃそうですよね。
私も最初にこれをみたときは、「…ん??」ってなりました。笑
では、より詳しくご紹介していきますよ。
概要
ロジックツリーとは、物事を分解して考えていくことで、「全体」と「部分」の全てを整理する手法です。
課題を1つ設定し、それをいくつもの要素に分解していきます。
なぜ、こんな手法があるのかというと、物事は多くの要素が絡み合って、1つになっています。
つまり、1つの課題も、多くの課題から成り立っているということです。
また、ロジックツリーでは、右に向かうほど情報が具体的に分解され、左に向かうほど要約されます。
図で表すと、下図のイメージになります。
目的
ロジックツリーを使用する目的は、以下の通りです。
- 論理的に原因や解決策を探すため
- 根底に潜んでいる課題を把握するため
原因や課題策を探す時って、どうしても視野が狭くなり、本当の課題に気づかないことがあります。そうならないために、論理的に考える手助けをしてくれます。
そうすることで、表面の課題だけでなく、課題の原因を見つけることができます。
メリット
ロジックツリーのメリットは、以下の4つです。
- 課題を発見しやすくなる
- 課題の原因を特定しやすくなる
- 課題の解決策を考えやすくなる
- 課題解決の優先順位がつけやすくなる
1に関しては、細かく分解していくことで、課題と課題じゃない部分が見つかるため、課題が発見しやすくなる。
2に関しては、1で見つかった課題を、さらに分解していくことで、課題の原因を特定することができる。
3に関しては、2で見つかった原因をさらに分解していくと、課題の解決策が見えてくるようになる。
4に関しては、3で考えられた解決策に対して、コスト面や費用対効果、かかる時間を考えると、取り組むべき優先順位が見えてくるというわけです。
種類
ロジックツリーには、大きく分けて4種類のものが存在します。
- Whatツリー(要素分解ツリー)
- Whyツリー(原因追求ツリー)
- Howツリー(問題解決ツリー)
- KPIツリー(KPIの因果関係ツリー)
これらを状況に応じて、使い分けていきます。
では、 それぞれを簡単にご紹介していきますね。
種類:Whatツリー
Whatツリーは、課題の箇所を特定するために、物事を要素分解していくロジックツリーのことを言います。
何か課題が発生した場合、まず、行うのが「課題の発生箇所の特定」と「課題の大きさの特定」です。
それが、このWhatツリーでは可能であるため、課題の発見の際によく使われます。
課題に対して、「何が関係しているのか」を、どんどん分解していくことで、課題箇所まで辿り着きます。
種類:Whyツリー
Whyツリーは、課題の原因を明らかにするために、因果関係で分解していくロジックツリーのことを言います。
Whatツリーで課題の箇所を特定した後に、Whyツリーで課題の発生原因を特定する、という流れです。
課題に対して、「なぜなのか?」をどんどん分解していくことで、課題の発生原因を特定します。
種類:Howツリー
Howツリーは、「課題解決策の立案」「と優先順位づけ」のために、課題解決策を洗い出していくロジックツリーのことを言います。
Whyツリーで特定した原因に対して、Howツリーで解決策を考えるという流れです。
課題を解決するための要素を洗い出し、優先順位をつけることで、最善策を考えることができます。
種類:KPIツリー
KPIツリーは、KPIの因果関係を表したロジックツリーのことを言います。
KPIとは、「目標を達成するためのプロセスが適切に実行されているかを計測。評価する指標」を意味します。
簡単に言うと、頂点に登るための階段ですね。
その階段のつながりを表しているのが、KPIツリーです。
詳しくは、以前まとめた記事があるので、こちらをご覧ください。
sacchimarketing.hatenablog.com
方法
ここまで、ロジックツリーについて、ご紹介してきましたが、何となく「あー、なるほど」と思っていただけているでしょうか?
ここからは、より理解を深めていただくためにも、実際に使えるようになってもらうためにも、ロジックツリーのやり方を順にご紹介していきます。
目的(課題や問題)の明確な設定
まずは、ここから始めます。
ロジックツリーの頂点となる課題です。
ここでのポイントは、起きている課題を、ありのまま記入することです。
ロジックツリーの種類の決定
続いて、ロジックツリーの種類を決定します。
1つずつ使用しても構いませんし、組み合わせて使用しても構いません。
細分化する
続いて、最初に決定した課題を、どんどん細分化していきます。
ポイントは、MECEを意識して行うことです。
MECEとは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取ったもので、「お互いに重複せず、全体に漏れがない」と言う意味です。
ロジックツリーの作成時にこれを意識する理由は、以下の通りです。
- 無駄な重複投資や重複業務による生産性の低下を防ぐため
- 見落としを防ぐため
MECEを意識し、ロジックツリーが具体的な行動に落とし込めるまで、細分化していきます。
ツリーを整理する
最後に完成したツリーに間違いがないか確認をします。
MECE的に大丈夫かだけではなく、各関係に間違いはないかも確認します。
これでロジックツリーの完成です。
例をあげてみると
ここまでロジックツリーについてご紹介してきました。
でも、文章だけでイメージしづらいと思う方もいるんじゃないでしょうか?
そこで、今からロジックツリーを作成してみたいと思います!
ぜひ、参考になれば、嬉しいです。
例:テーマ
今回のテーマは、最近気になっている「貯金残高の減り」にしたいと思います!笑
例:Whatツリー
まずは、Whatツリーで、課題の箇所を特定します。
やってみた結果、固定費はどうしようもないので、あと2つをみていきます。
外食費やその他の食費、生活用品、娯楽費に対してははそもそもあまり使いません。
見直すべきは、残りの自炊費か趣味です。
ただ、趣味に関しては、私の生きがいでもあるため、正直一番費用がかかっているのですが、ここが何より最優先事項のため、削れません。笑
つまり、自炊費を見直したいと思います。
例:Whyツリー
続いて、Whyツリーで、自炊費の原因を特定します。
やってみた結果、自分の中でも無駄に買いすぎてしまう傾向がありました。使い切れずに、捨ててしまうなんてこともたまにありました。
なので、ここが課題の原因だということです。
例:Howツリー
最後に、Howツリーを作成し、原因をもとに課題の改善策を考えます。
やってみた結果、「財布にお金を入れすぎないようにする」のは なにかあったときに困るので却下ですね。
つまり、もう1つの「買うものリストを作ること」が1番の改善策かなと思います。
リストを作るにあたって、その続きの3つを意識します。
ということで、私の「貯金残高の減り」の改善策は、「買うものリストを作ることで、自炊費を減らすこと」になりました。
まとめ
今回、ロジックツリーをご紹介するにあたって、ロジックツリーを知れただけでなく、自分の私生活の課題の改善策も知ることができました。
本当にやってよかったです!
貯金に向けて(趣味に使うお金を作るため)、しっかり改善していきたいと思います。笑
読んでいただけたあなたはどうでしたでしょうか?
ぜひ、ロジックツリーを使って、少しでもより良い未来になってもらえればいいなと思います。