業務棚卸を可視化することで改善への一歩を!やり方を徹底解説!
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。
私のブログでは、就活やマーケティングに関することを発信しています。
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そして、就活生に向けたお悩み相談も行っています。
私が全力でお答えします!!
はい、ということで、今回のテーマはこちら!!だだん!!!
〜『業務棚卸』〜
棚卸って言う言葉はよく聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
スーパーやホームセンターのようなお店では、決算日に向けて棚卸が行われます。
だから棚卸といえば、全商品の在庫数をチェックして把握する…みたいなイメージですよね。
私もホームセンターでバイトしていた時がありましたが、めちゃめちゃ大変でした!
工具の釘とかを1つ1つ数えないといけなかったので…、もうやりたくないです。笑
そうじゃなくて。笑
その業務バージョンが業務棚卸というわけです。
今回は、「そもそも棚卸がどういうものなのか」「じゃあ、業務棚卸はどういうものなのか」そして、「業務棚卸はどうやるのか」の3点をご紹介します。
では、中身に入ります!
棚卸とは
では、まずはじめに、棚卸とは一体なんなのかを再確認していきます。
棚卸をしたことがない人の方が多いと思うので、業務棚卸をご紹介する前に、まずは、棚卸からご紹介して、簡単にイメージしてもらえたらと思います。
概要
棚卸とは、簡単にいうと、在庫管理です。
具体的には、決算日が近くなると、店舗にある商品の在庫を数えて、売上に対する商品原価を把握します。
目的
棚卸の目的は、コストの使い方を見直すためです。
在庫数から売上原価を把握することで、「この商品は発注を抑えよう」「この商品はもう少し多めに発注しよう」などと考えることができます。
方法
では、一般的な棚卸のやり方をご紹介しましょう。
例えば、以下のようなものが考えられます。
この場合、全部売れると、「500×100-30000」=20000円の利益が出ていました。
でも、在庫が出たので、この場合の売上総利益は、「売上(25000)-(仕入れ(30000)-在庫(15000)」=10000円となります。
つまり、完売した場合と比較すると利益が半額になっていますね。
上記を全商品に対して行わなければいけません。
そりゃ大変でよね。笑
でも、これが非常に重要なんです!!
業務棚卸とは
ということで、棚卸についてご紹介しましたが、具体的なイメージに繋がったでしょうか。
それでは、本題の業務棚卸についてご紹介していきます!
概要
業務棚卸とは、存在する業務内容や業務の種類、どのくらい業務を行っているかを可視化することです。
それにより、以下のことが明確になります。
- どのような業務が存在しているか
- どれほどの時間や人材、コストをかけているか
- どのような手順で行っているか
目的
業務棚卸の目的は、以下の通りです。
- 非効率的な部分が丸見えにする
- 時期によってどこが忙しくなるのかを把握する
つまり、業務棚卸をすることで、より効率的かつ効果的な業務フローを目指すことができます。
方法
続いて、業務棚卸のやり方を順にご紹介します。
ここからご紹介するのは、「業務棚卸シート」と呼ばれるものです。
これを使うことで、業務内容を抜け漏れやダブりなく、可視化でき、チーム内で共有することができます。
では、順に見てみましょう〜
目的の設定
まず、はじめに、「何のために棚卸を行うのか」を明確にしておきます。
これを決めることで、調査範囲を絞ることができます。
間違えても、棚卸が目的にならないようにしましょう。
範囲を決める
続いて、先ほど決めた目標に合うように、調査範囲を決めます。
何を目的と決めたのかを念頭に置き、目的にずれないようにしましょう。
業務を洗い出す
続いて、各部門・各ポジションのメンバーが日々行っている業務を1つずつ紙に洗い出します。
1日の流れに沿って、洗い出すと抜け落ちやダブりといったミスがなくなりますよ。
また、洗い出す際には、回答対象となる人の規模に合わせて、ヒアリングやアンケートなどを用います。
フォーマット作成
業務を一覧化するためのフォーマットを作成します。
このツールじゃないとだめってことはありませんが、エクセルが一般的におすすめです。
下図のような感じで作成します。↓
ここで必要なのは、大・中・小項目に分けることです。
上図では、そのほかに工数や頻度の欄を用意していますが、ここは、担当者や難易度、必要人数など、目的に応じて設定するようにします。
業務項目を分類する
続いて、先ほど書き出した業務内容をジャンルなどで分類して整理します。
分類する際は、大・中・小項目に分けることを意識します。
また、ロジックツリー(問題をツリー上に分解し、ロジカルに原因や問題解決策を探す手法)と呼ばれるフレームワークのようなやり方がおすすめです。
業務項目をフォーマットに記入
続いて、先ほど分類した業務項目をフォーマットに記入していきます。
例えば、下図のような感じになるでしょうか。↓
残りの項目を記入
最後に、残った各項目に記入していきます。
全部記入し終えるとこんな感じになりますね。↓
これで業務棚卸シートは完成です!
完成した表から改善
完成したら終わりではありません。
作って満足が1番ダメなやつです!
完成した表を見ると、色々気づくことがあると思います。
例えば、こういうことでしょうか。
- この作業にこんなに時間かかっているんだ
- この業務いらないんじゃ…
- これは私じゃなくて〇〇さんがやったほうがいいな
- この業務は毎日じゃなくて、毎週にしてもいいな
こういうことに気づき、改善するまでが業務棚卸です。
全体から分かること
こうやって業務を可視化することで、様々なことが分かりますね。
- 業務にかかる時間やコスト
- 業務ごとに誰がどこまで担当しているのか
- 繁忙期や閑散期の把握…
業務棚卸でわかったことをどこまで改善につなげるかが、会社の将来に関わってきます。
「できた〜」ではなく、「ここだめじゃん」でもなく、「ここだめだからこう直そう」。
ここまでやりましょう!
例をあげてみると
ここまで業務棚卸のやり方をご紹介しましたが、具体例がないとなかなかイメージしづらいかと思います。
今から私が実際にやってみるので、イメージに繋げてもらえると嬉しいです。
例:テーマ
テーマは、私の1日の業務でやってみようと思います。
例:目的の設定と範囲決め
業務の把握と効率化を目的に考えたいと思います。
そのため、範囲は私が行っている業務全てにします。
例:業務を洗い出す
私の業務を時系列順に洗い出します。
私の1日はこんな感じです!↓
例:フォーマットの作成
フォーマットは以下を利用します。
目的が業務の把握と効率化なので、工数と頻度をフォーマットに入れています。
例:業務項目を分類し、記入
先ほど挙げた業務内容を整理・分類し、フォーマットに記入します。
これで業務棚卸シートは完成です。
これを見て気づいたことは以下の点です。
- DMにかかる時間をもう少し短くできないだろうか。
- もう少し分析面に時間をかけられないだろうか。…
上記の点を改善して、もう少し効率のいい業務をできるようにしていこうと思います。
まとめ
業務棚卸してないよって方はいますか?
ぜひ、やってください。
改善するためには、もちろんですが、誰がどの業務を担っているかが可視化されることで、担当者と直接やりとりできるので、無駄な時間を省くことができます。
昔と違い、頑張ったら評価される時代ではなくなってきました。
そのためにも、効率化は絶対です。
様々な目的がありますが、もし、効率化を図りたいと思っている人がいたら、まずは、業務の見直しからしてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。