sacchimarketingのブログ

22歳インターン生です。就活に不安を抱えている人や新たにマーケティングを勉強したい人に向けたブログです。私が実際に体験したインターンのことや、今、インターンで勉強しているマーケティングに関して、投稿しています。ちらっと読んでいただけると嬉しいです。

業務棚卸を可視化することで改善への一歩を!やり方を徹底解説!

こんにちは、さっちーです。

 

現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。

 

私のブログでは、就活やマーケティングに関することを発信しています。

 

また、Twitterでは、ブログ投稿のお知らせと、皆さんに伝えたい有益応報を中心に投稿しています。

 

そして、就活生に向けたお悩み相談も行っています。

 

私が全力でお答えします!!

 

 

はい、ということで、今回のテーマはこちら!!だだん!!!

 

 〜『業務棚卸』

 

棚卸って言う言葉はよく聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

スーパーやホームセンターのようなお店では、決算日に向けて棚卸が行われます。

 

だから棚卸といえば、全商品の在庫数をチェックして把握する…みたいなイメージですよね。

 

私もホームセンターでバイトしていた時がありましたが、めちゃめちゃ大変でした!

工具の釘とかを1つ1つ数えないといけなかったので…、もうやりたくないです。笑

 

そうじゃなくて。笑

 

その業務バージョンが業務棚卸というわけです。

 

今回は、「そもそも棚卸がどういうものなのか」「じゃあ、業務棚卸はどういうものなのか」そして、「業務棚卸はどうやるのか」の3点をご紹介します。

 

では、中身に入ります!

 

 

棚卸とは

では、まずはじめに、棚卸とは一体なんなのかを再確認していきます。

棚卸をしたことがない人の方が多いと思うので、業務棚卸をご紹介する前に、まずは、棚卸からご紹介して、簡単にイメージしてもらえたらと思います。

 

概要

棚卸とは、簡単にいうと、在庫管理です。

具体的には、決算日が近くなると、店舗にある商品の在庫を数えて、売上に対する商品原価を把握します。

 

 

目的

棚卸の目的は、コストの使い方を見直すためです。

在庫数から売上原価を把握することで、「この商品は発注を抑えよう」「この商品はもう少し多めに発注しよう」などと考えることができます。

 

方法

では、一般的な棚卸のやり方をご紹介しましょう。

 

例えば、以下のようなものが考えられます。

 

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この場合、全部売れると、「500×100-30000」=20000円の利益が出ていました。

でも、在庫が出たので、この場合の売上総利益は、「売上(25000)-(仕入れ(30000)-在庫(15000)」=10000円となります。

 

つまり、完売した場合と比較すると利益が半額になっていますね。

 

上記を全商品に対して行わなければいけません。

そりゃ大変でよね。笑

 

でも、これが非常に重要なんです!!

 

業務棚卸とは

ということで、棚卸についてご紹介しましたが、具体的なイメージに繋がったでしょうか。

 

それでは、本題の業務棚卸についてご紹介していきます!

 

概要

業務棚卸とは、存在する業務内容や業務の種類、どのくらい業務を行っているかを可視化することです。

それにより、以下のことが明確になります。

  • どのような業務が存在しているか
  • どれほどの時間や人材、コストをかけているか
  • どのような手順で行っているか

 

目的

業務棚卸の目的は、以下の通りです。

  • 非効率的な部分が丸見えにする
  • 時期によってどこが忙しくなるのかを把握する

つまり、業務棚卸をすることで、より効率的かつ効果的な業務フローを目指すことができます

 

方法

続いて、業務棚卸のやり方を順にご紹介します。

 

ここからご紹介するのは、「業務棚卸シート」と呼ばれるものです。

これを使うことで、業務内容を抜け漏れやダブりなく、可視化でき、チーム内で共有することができます。

 

では、順に見てみましょう〜

 

目的の設定

まず、はじめに、「何のために棚卸を行うのか」を明確にしておきます。

これを決めることで、調査範囲を絞ることができます。

 

間違えても、棚卸が目的にならないようにしましょう。

 

範囲を決める

続いて、先ほど決めた目標に合うように、調査範囲を決めます

何を目的と決めたのかを念頭に置き、目的にずれないようにしましょう。

 

業務を洗い出す

続いて、各部門・各ポジションのメンバーが日々行っている業務を1つずつ紙に洗い出します。

 

1日の流れに沿って、洗い出すと抜け落ちやダブりといったミスがなくなりますよ。

また、洗い出す際には、回答対象となる人の規模に合わせて、ヒアリングやアンケートなどを用います。

 

フォーマット作成

業務を一覧化するためのフォーマットを作成します。

このツールじゃないとだめってことはありませんが、エクセルが一般的におすすめです。

 

下図のような感じで作成します。↓

 

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ここで必要なのは、大・中・小項目に分けることです。

上図では、そのほかに工数や頻度の欄を用意していますが、ここは、担当者や難易度、必要人数など、目的に応じて設定するようにします。

 

業務項目を分類する

続いて、先ほど書き出した業務内容をジャンルなどで分類して整理します。

 

分類する際は、大・中・小項目に分けることを意識します。

また、ロジックツリー(問題をツリー上に分解し、ロジカルに原因や問題解決策を探す手法)と呼ばれるフレームワークのようなやり方がおすすめです。

 

業務項目をフォーマットに記入

続いて、先ほど分類した業務項目をフォーマットに記入していきます。

 

例えば、下図のような感じになるでしょうか。↓

 

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残りの項目を記入

最後に、残った各項目に記入していきます。

 

全部記入し終えるとこんな感じになりますね。↓

 

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これで業務棚卸シートは完成です!

 

完成した表から改善

完成したら終わりではありません

作って満足が1番ダメなやつです!

 

完成した表を見ると、色々気づくことがあると思います。

例えば、こういうことでしょうか。

  • この作業にこんなに時間かかっているんだ
  • この業務いらないんじゃ…
  • これは私じゃなくて〇〇さんがやったほうがいいな
  • この業務は毎日じゃなくて、毎週にしてもいいな

 

こういうことに気づき、改善するまでが業務棚卸です。

 

全体から分かること

こうやって業務を可視化することで、様々なことが分かりますね。

  • 業務にかかる時間やコスト
  • 業務ごとに誰がどこまで担当しているのか
  • 繁忙期や閑散期の把握…

業務棚卸でわかったことをどこまで改善につなげるかが、会社の将来に関わってきます。

「できた〜」ではなく、「ここだめじゃん」でもなく、「ここだめだからこう直そう」。

 

ここまでやりましょう!

 

例をあげてみると

ここまで業務棚卸のやり方をご紹介しましたが、具体例がないとなかなかイメージしづらいかと思います。

 

今から私が実際にやってみるので、イメージに繋げてもらえると嬉しいです。

 

例:テーマ

テーマは、私の1日の業務でやってみようと思います。

 

例:目的の設定と範囲決め

業務の把握と効率化を目的に考えたいと思います。

そのため、範囲は私が行っている業務全てにします。

 

例:業務を洗い出す

私の業務を時系列順に洗い出します。

 

私の1日はこんな感じです!↓

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例:フォーマットの作成

フォーマットは以下を利用します。

 

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目的が業務の把握と効率化なので、工数と頻度をフォーマットに入れています。

 

例:業務項目を分類し、記入

先ほど挙げた業務内容を整理・分類し、フォーマットに記入します。

 

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これで業務棚卸シートは完成です。

 

これを見て気づいたことは以下の点です。

  • DMにかかる時間をもう少し短くできないだろうか。
  • もう少し分析面に時間をかけられないだろうか。…

上記の点を改善して、もう少し効率のいい業務をできるようにしていこうと思います。

 

まとめ

業務棚卸してないよって方はいますか?

ぜひ、やってください。

 

改善するためには、もちろんですが、誰がどの業務を担っているかが可視化されることで、担当者と直接やりとりできるので、無駄な時間を省くことができます。

 

昔と違い、頑張ったら評価される時代ではなくなってきました。

そのためにも、効率化は絶対です。

 

様々な目的がありますが、もし、効率化を図りたいと思っている人がいたら、まずは、業務の見直しからしてみてはいかがでしょうか?

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。