AARRRってなんのこと?そんな疑問に1からお答えします!
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。
「そんな私がブログをやっているのは、なぜか?」って?
それは、インターンでマーケティングを勉強するうちにインプットだけじゃなく、アウトプットしたいと思うようになったからです。
「どうせやるなら、誰かの役に立つことをしたい。」
↓
「じゃあ、私のようにマーケティングを勉強したい人のために発信しよう。」
ってなりました!!
そんなこんなで、ブログやってます。
自己紹介はこの辺にしておきます、長くなっちゃうので。笑
もし、もう少し知りたい方は、下のページから見に行ってみてください。
sacchimarketing.hatenablog.com
私のことを少し知っていただけたところで。
今回のテーマはこちら! だだーん!!
〜「AARRR」〜
初めてこれ見た時、
「AARRR!?!?!?!?」
ってなりましたね。
なんじゃこれ!っていう。笑
まず、読めない…笑
読み方は、「アー」って読むみたいです。なんやねんそれってね。
ということで、今回は名称の時点でちょっと面白いAARRRについてご紹介します。
一体なんなんでしょうね!
では、内容に入りましょ〜
AARRRとは
今回、ご紹介するのは、AARRRです。
これから、AARRRが一体どういうものなのか、何のためなのか、メリットはなんなのか、どうやってやるのかを、順にご紹介していきます。
最後まで読んでいただければ、もうAARRRが使えるようになってること間違いなしです!
それでは、気になる中身に入りましょ〜
AARRRの概要
AARRRとは、ビジネスにおける顧客獲得から収益化までの段階を5つに分け、各段階にKPIを設定し、仮説検証をしていくものです。
その5つの頭文字を取った用語で、「アー」と読みます。
AARRRは、会員を集め収益化を目指すWebサービスでよく使われるやり方です。
AARRRの5つの段階
AARRRの5つの段階は、以下の通りです!
- Acquisition(獲得)…新規ユーザー獲得、アクセスを集める
- Activation(活性化)…利用開始
- Retention(継続)…継続利用
- Referral(紹介)…紹介制度で拡散
- Revenue(収益化)…収益最大化
Acquisition(獲得)とは
ここで言う獲得とは、新規ユーザーを獲得すると言う意味です!
例えば、訪問数やダウンロード数、登録者数などをKPIに設定することが多いです。
取り組みとしては、顧客へのサービス周知や登録を目指すことを考えます。
Activation(活性化)とは
ここで言う活性化とは、利用開始を意味します!利用をしてもらい、慣れてもらわないと最終的な収益化まで繋がらないためです。
例えば、利用や作業、体験の回数や時間などをKPIに設定することが多いです。
取り組みとしては、初回利用での高い満足度を目指すことを考えます。
Retention(継続)とは
ここで言う継続とは、一定期間を過ぎても継続的に利用しているか、を意味します。
例えば、有料会員数や再訪問数、再利用、連続利用日数などをKPIに設定することが多いです。
取り組みとしては、継続的な利用や高い利用率を目指すことを考えます。
Referral(紹介)とは
ここで言う紹介とは、すでにサービスを利用しているユーザーが、新規のユーザーにサービスを紹介誘導することを意味します。
例えば、SNSのシェア数や招待数などをKPIに設定することが多いです。
取り組みとしては、ユーザーから口コミや紹介で広がりを作ることを考えます。
Revenue(収益化)とは
ここで言う収益化とは、発生した収益を意味します。
例えば、収益が発生した割合(購入数)や1件あたりの平均収益、広告視聴回数などをKPIに設定することが多いです。
取り組みとしては、収益化および収益性の向上を目指すことを考えます。
AARRRの目的
AARRRの目的は、以下の通りです。
- 各段階ごとに目標を定めることで、無駄のない部分改善を行うため
AARRRのメリット
AARRRのメリットは、次の2つです。
- 顧客の流れから段階を分けて、各段階にアプローチしていくので、最終的に全体改善につながる
- ファネル(広く集客したところから、顧客が段々少数になっていく)のイメージで行うため、優先すべき改善点が見つけやすい
←ファネルのイメージです!
AARRRのやり方
ここまでAARRRについてご紹介してきましたが、なんとなく理解していただけたでしょうか?
「収益化までの各段階に設定したKPIを元にPDCA回すってこと?」
そういうことです!そこまで伝わっていたら完璧です!
では、ここからは、もっと理解を深めるためにも、実際に使えるようになるためにも、AARRRのやり方をめちゃめちゃ詳しくご紹介していきます。
一体どうやるんでしょうね!
じゃあ、気になる内容に行ってみましょ〜
シートを用意する
まずは、シートを用意します。
このシートは自作しても構いませんし、ネットからダウンロードしても構いませんし、私のをコピーしても構いません!
AARRRで使うシートは以下のようなものです。
顧客体験の流れを書き出す
続いて、顧客体験の主な流れを5つの段階に合わせて書き出します。
今回は、音楽アプリで有名な「AWA」を例にやってみようと思います。
実際にやってみると、以下のようになります。
書き終わったら、流れにおかしいところがないか、一貫性があるかを確認します。
KPIを設定し、記入する
続いて、各段階のKPIを設定します。
「KPIってなに?」
「KPIってどうやって設定するの?」
って思った方は、下のページからご覧ください!
sacchimarketing.hatenablog.com
AWAの例で実際にやってみます!
こんな感じで、通常のKPIとは異なり、具体的な数値は記入しません。
KPIを設定する際に注意するのは、設定する対象を揃えることです。
上図の例では、「人」で揃えています。
目標値を設定する
続いて、先ほど設定したKPIに対する目標値を設定します。
ここの目標値は一番上のKPIを100%と設定し、それに対して、各段階に対して何%を目標値に設定するのかを考えます。
AWAの例で実際にやってみます!
基本的に上から順に減っていく流れになります!
ただ、紹介に関しては、例外の場合もあり得るので、収益化の方が多くなる場合もあります。
現状の結果と割合を記入する
実測データをもとに、現状を記入します。
その数字に対して、一番上の数字の割合を100%にし、順に記入していきます。
AWAの例で実際にやってみます!
これで、AARRRは完成です!
AARRR完成後
ここまででAARRRは完成したのですが、これで終わりでは作成した意味がありませんよね?
目標値と割合に着目すると、ここにアプローチしないといけないというのが、見えてくると思います。
AWAの例でいうと、「継続」の段階で急激に数字が減ってます。
音楽を毎日聞かない人は少ないと思うので考えられる原因は、他のアプリを使用しているということだと思います。
- 使ってみると使い勝手が悪かった
- 聴きたかったアーティストの曲がなかった…
上記のような原因が考えられると思います。
そのため、ここの改善をしない限り、大きな成長は望めないということが分かります。
まとめ
今回は、AARRRという一見読めないフレームワークをご紹介しました。笑
でも、やってみると、「なるほど」って感じですよね。
読んでみていかがでしたか?
このAARRRは、全ての業界で使えるわけではないですが、Webサービス系ではめちゃめちゃいいなぁと感じました。
様々なフレームワークが存在するので、自社やその時にあったものを選択できるようになりたいですね。
私もそうなれるように引き続き頑張ります!