PERT図を徹底解説!ガントチャートとどう使い分けたらいいのか?
こんにちは、さっちーです。
現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。
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そして、就活生に向けたお悩み相談も行っています。
私が全力でお答えします!!
はい、ということで、今回のテーマはこちら!!だだん!!!
〜『PERT図』〜
P…E…R…T…図………?
初めて見たときの私の頭はこんな感じでした。笑
でも、PERTってそのまま読めそうやから、PERTの意味を持つ図なんやろなぁって思って、調べてみると、全く違いましたね。
このPERTも頭文字を取った言葉でした。
PERT図っていうのは、簡単にいうと、スケジュール管理やり方の一つです!
一体なんの略なのか、どんなものなのか、どんな目的を持つのか、どうやってやるのか。
これらについて1つずつ徹底的にご紹介していきたいと思います。
これを読み終わった頃には、あなたも正しく理解して使えるようになります!
では、内容に入りましょう〜
PERT図とは
今回ご紹介するのは、PERT図です。
PERT図とは、業務のつながりを整理して最短のスケジュールを考える方法です。
では、詳しい内容をご紹介します。
概要
そもそもPERTとは、「Program Evaluation and Review Technique」の頭文字を取ったものです。
つまり、PERT図とは、業務の流れや所要時間を図式化し、業務の計画を立てるための手法です。
図形と矢印を結ぶことで流れを図示します。
目的
PERT図の目的は、以下の通りです。
- プロジェクトや各工程の必要工程や必要日数を把握するため
- プロジェクトの中で重点を置くべきポイントを把握するため
複数の業務が存在するプロジェクトでは、1つが遅れることで全体に影響が出てくる場合があります。
そこで、限られた時間の中で目標を達成するためには、遅れが生じないように各業務の「最遅完了時刻」を把握し、どこに重点を置いて進捗管理をするかが重要になってきます。
その時に、PERT図が使えるというわけです。
構成要素
PERT図では、あまり聞かない言葉が出てくるので、やり方をご紹介する前に、主な構成要素を先にご紹介しておきます。
最早開始時刻
最早開始時刻とは、最も早く作業を開始できる時点のことを呼びます。
これは、前工程の最早開始時刻に所要時間を足して求められます。
最遅完了時刻
最遅完了時刻とは、最も遅い作業完了時点のことを指します。
この時刻より作業開始が遅れた場合、納期に間に合わなくなるということです。
最遅完了時刻は、次の工程の最遅完了時刻から所要時間の差で求められます。
余裕日数
余裕日数とは、各工程がもつ作業開始までの日程的な余裕のことを指します。
これは、最遅完了時刻から最早開始時刻との差で求められます。
クリティカルパス
クリティカルパスとは、プロジェクト全体の中で最も長い工程の経路です。
クリティカルパスの各工程にかかる所要時間の合計が、納期となります。
そのため、クリティカルパスには余裕日数がありません。
つまり、遅れが生じた場合は、それがそのままプロジェクトの遅延になります。
また、クリティカルパスはプロジェクト内に1つだけとは限りません。
複数存在する可能性も頭におきながら、作成しましょう。
そして、クリティカルパスに遅延が生じないようにリソースの配分などを工夫することが必要ですね。
種類
また、PERT図には2種類の図式が存在します。
やり方が違うだけで、必要な要素は変わりません。
では、それぞれをご紹介します。
フロー型
まずは、フロー型ですね。
これは、作業工程をボックス、工程同士の順序・流れを矢印で表現します。
アロー型
もう一つのアロー型ですね。
これは、各工程に取り掛かる順番を表示した数字入りの◯と作業を示す矢印で表現します。
方法
PERT図がどんなものか分かっていただけたところで、続いて、やり方を順にご紹介していきます。
ここでは、アロー図で作成していきます。
Step1:対象を決める
まずは、PERT図を作成する対象を決めます。
プロジェクトごとなのか、それよりもさらに細かく分けた工程ごとなのか、などを決めます。
ここを決めないと次に進めないので、ここから始めます。
Step2:業務を把握する
続いて、先ほど決めた対象に必要な業務を把握します。
必要な業務を書き出し、それぞれに必要な時間を設定します。
この時に、自分視点ではなく、一般的にかかる時間を設定するようにします。
また、Excelを使用したり、付箋を使用したりすると、分かりやすいのでおすすめです。
Step3:流れを整理する
続いて、先ほど書き出した業務の流れを整理します。
まず、各工程を矢印で結び、図式化していきます。
その矢印には、各業務にかかる所要時間を合わせて、書いておくようにします。
Step4:時間を計算する(最早開始時刻)
続いて、各業務に取り掛かることのできる時間を計算し、書き出します。
例えば、最早開始時刻を設定する際は、基本的に左から順番に足していきます。
Step5:時間を計算する(最遅完了時刻)
続いて、各業務にかけることのできる時間を計算し、書き出します。
逆に、最遅完了時刻を設定する際は、右から順番に引いていきます。
これで、PERT図は完成です!
Step6:クリティカルパスの把握
最後に、クリティカルパスを把握しておきましょう。
クリティカルパスとは、プロジェクトの中で最も長い工程のものを指します。
最早開始時刻と最遅完了時刻が同じものを結ぶ矢印が該当します。
クリティカルパスは、時間的な余裕のない業務であり、遅延することで全体のスケジュールに影響が出る重要な業務です。
先ほど挙げた図で言うと、真ん中の直線の工程がクリティカルパスに該当します。
ガントチャートとの違いは?
ここまでクリティカルパスについてご紹介してきましたが、「なるほど」と思っていただけたでしょうか?
図を見ただけで何となくイメージは、できるかなと思います。
では、PERT図とよく似たガントチャートはご存知でしょうか?
最後に、PERT図とガントチャートの違いについてご紹介していきます。
ガントチャートとは
違いをご紹介する前に、まずは、ガントチャートがどういうものなのかについてご紹介しておきますね。
ガントチャートとは、管理工程の際に使われる棒グラフのことです。
これだけ言われてもって感じですよね。笑
言い換えると、何か作業を進めていく上での、作業内容や進捗状況を管理できるものです。
もっと詳しく知りたい方は、以前に書いたガントチャートの記事があるので、そちらをご覧ください!
sacchimarketing.hatenablog.com
比較
では、PERT図とガントチャートはどう違うのか、表にまとめてみました!
簡単にですが、こうやって見るだけでも全然違いますよね。
作成の目的からどちらを使用するのか、判断してもらえたらと思います!
まとめ
PERT図。便利ですね。
プロジェクトに取り掛かる前に、最悪の状況を回避できるように行動できるって、めっちゃいいですよね。
あとは、この通りに進められるかだけですが。笑
ぜひ、やってみてほしいなと思います!
また、ガントチャートとの違いについて簡単にまとめているので、そちらも参考になれば嬉しいです。