sacchimarketingのブログ

22歳インターン生です。就活に不安を抱えている人や新たにマーケティングを勉強したい人に向けたブログです。私が実際に体験したインターンのことや、今、インターンで勉強しているマーケティングに関して、投稿しています。ちらっと読んでいただけると嬉しいです。

PERT図を徹底解説!ガントチャートとどう使い分けたらいいのか?

こんにちは、さっちーです。

 

現在、就職先の会社でインターンに参加している大学4年女子です。

 

私のブログでは、就活やマーケティングに関することを発信しています。

 

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そして、就活生に向けたお悩み相談も行っています。

 

私が全力でお答えします!!

 

 

はい、ということで、今回のテーマはこちら!!だだん!!!

 

〜『PERT』〜

 

P…E…R…T…図………?

初めて見たときの私の頭はこんな感じでした。笑

 

でも、PERTってそのまま読めそうやから、PERTの意味を持つ図なんやろなぁって思って、調べてみると、全く違いましたね。

 

このPERTも頭文字を取った言葉でした。

PERT図っていうのは、簡単にいうと、スケジュール管理やり方の一つです!

 

一体なんの略なのか、どんなものなのか、どんな目的を持つのか、どうやってやるのか。

これらについて1つずつ徹底的にご紹介していきたいと思います。

 

これを読み終わった頃には、あなたも正しく理解して使えるようになります!

 

では、内容に入りましょう〜

 

 

PERT図とは

今回ご紹介するのは、PERT図です。

PERT図とは、業務のつながりを整理して最短のスケジュールを考える方法です。

 

では、詳しい内容をご紹介します。

 

概要

そもそもPERTとは、「Program Evaluation and Review Technique」の頭文字を取ったものです。

つまり、PERT図とは、業務の流れや所要時間を図式化し、業務の計画を立てるための手法です。

 

図形と矢印を結ぶことで流れを図示します。

 

目的

PERT図の目的は、以下の通りです。

  • プロジェクトや各工程の必要工程や必要日数を把握するため
  • プロジェクトの中で重点を置くべきポイントを把握するため

 

複数の業務が存在するプロジェクトでは、1つが遅れることで全体に影響が出てくる場合があります。

 

そこで、限られた時間の中で目標を達成するためには、遅れが生じないように各業務の「最遅完了時刻」を把握し、どこに重点を置いて進捗管理をするかが重要になってきます。

 

その時に、PERT図が使えるというわけです。

 

構成要素 

PERT図では、あまり聞かない言葉が出てくるので、やり方をご紹介する前に、主な構成要素を先にご紹介しておきます。

 

最早開始時刻

最早開始時刻とは、最も早く作業を開始できる時点のことを呼びます。

これは、前工程の最早開始時刻に所要時間を足して求められます。

 

最遅完了時刻

最遅完了時刻とは、最も遅い作業完了時点のことを指します。

この時刻より作業開始が遅れた場合、納期に間に合わなくなるということです。

 

最遅完了時刻は、次の工程の最遅完了時刻から所要時間の差で求められます。

 

余裕日数

余裕日数とは、各工程がもつ作業開始までの日程的な余裕のことを指します。

これは、最遅完了時刻から最早開始時刻との差で求められます。

 

クリティカルパス

クリティカルパスとは、プロジェクト全体の中で最も長い工程の経路です。

クリティカルパスの各工程にかかる所要時間の合計が、納期となります。

 

そのため、クリティカルパスには余裕日数がありません

つまり、遅れが生じた場合は、それがそのままプロジェクトの遅延になります。

 

また、クリティカルパスはプロジェクト内に1つだけとは限りません。

複数存在する可能性も頭におきながら、作成しましょう。

 

そして、クリティカルパスに遅延が生じないようにリソースの配分などを工夫することが必要ですね。

 

種類

また、PERT図には2種類の図式が存在します。

やり方が違うだけで、必要な要素は変わりません。

 

では、それぞれをご紹介します。

 

フロー型

まずは、フロー型ですね。

これは、作業工程をボックス、工程同士の順序・流れを矢印で表現します。

 

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アロー型

もう一つのアロー型ですね。

これは、各工程に取り掛かる順番を表示した数字入りの◯と作業を示す矢印で表現します。

 

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方法

PERT図がどんなものか分かっていただけたところで、続いて、やり方を順にご紹介していきます。

 

ここでは、アロー図で作成していきます。

 

Step1:対象を決める

まずは、PERT図を作成する対象を決めます。

プロジェクトごとなのか、それよりもさらに細かく分けた工程ごとなのか、などを決めます。

 

ここを決めないと次に進めないので、ここから始めます。

 

Step2:業務を把握する

続いて、先ほど決めた対象に必要な業務を把握します。

必要な業務を書き出し、それぞれに必要な時間を設定します。

 

この時に、自分視点ではなく、一般的にかかる時間を設定するようにします。

 

また、Excelを使用したり、付箋を使用したりすると、分かりやすいのでおすすめです。

 

Step3:流れを整理する

続いて、先ほど書き出した業務の流れを整理します。

 

まず、各工程を矢印で結び、図式化していきます。

その矢印には、各業務にかかる所要時間を合わせて、書いておくようにします。

 

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Step4:時間を計算する(最早開始時刻)

続いて、各業務に取り掛かることのできる時間を計算し、書き出します。

例えば、最早開始時刻を設定する際は、基本的に左から順番に足していきます。

 

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Step5:時間を計算する(最遅完了時刻)

続いて、各業務にかけることのできる時間を計算し、書き出します。

逆に、最遅完了時刻を設定する際は、右から順番に引いていきます。

 

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これで、PERT図は完成です!

 

Step6:クリティカルパスの把握

最後に、クリティカルパスを把握しておきましょう。

 

クリティカルパスとは、プロジェクトの中で最も長い工程のものを指します。

最早開始時刻と最遅完了時刻が同じものを結ぶ矢印が該当します。

 

クリティカルパスは、時間的な余裕のない業務であり、遅延することで全体のスケジュールに影響が出る重要な業務です。

 

先ほど挙げた図で言うと、真ん中の直線の工程がクリティカルパスに該当します。

 

ガントチャートとの違いは?

ここまでクリティカルパスについてご紹介してきましたが、「なるほど」と思っていただけたでしょうか?

図を見ただけで何となくイメージは、できるかなと思います。

 

では、PERT図とよく似たガントチャートはご存知でしょうか?

 

最後に、PERT図とガントチャートの違いについてご紹介していきます。

 

ガントチャートとは

違いをご紹介する前に、まずは、ガントチャートがどういうものなのかについてご紹介しておきますね。

 

ガントチャートとは、管理工程の際に使われる棒グラフのことです。

 

これだけ言われてもって感じですよね。笑

 

言い換えると、何か作業を進めていく上での、作業内容や進捗状況を管理できるものです。

もっと詳しく知りたい方は、以前に書いたガントチャートの記事があるので、そちらをご覧ください!

 

sacchimarketing.hatenablog.com

 

比較

では、PERT図とガントチャートはどう違うのか、表にまとめてみました!

 

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簡単にですが、こうやって見るだけでも全然違いますよね。

 

作成の目的からどちらを使用するのか、判断してもらえたらと思います!

 

まとめ

PERT図。便利ですね。

プロジェクトに取り掛かる前に、最悪の状況を回避できるように行動できるって、めっちゃいいですよね。

 

あとは、この通りに進められるかだけですが。笑

 

ぜひ、やってみてほしいなと思います!

 

また、ガントチャートとの違いについて簡単にまとめているので、そちらも参考になれば嬉しいです。